課題図書、教材の配布

意外におすすめ?社会人に課題図書

研修と言えばどこかに集まって、前には講師がいる状況を思い浮かべます。しかし、なかには課題図書や教材を配布して、それに対するレポートや報告を課す場合もあるでしょう。読書感想を書くなんて何年ぶりだ、そう思う方も多いかもしれません。実際にやってみると、受講者にとっては意外に難しいだけに、主催者側には次のようなメリットもあります。 通常の研修ではインプットがメインになってしまうことが多い反面、課題図書の場合はアウトプットがメインになります。受講者がどの程度理解したか、どう感じてどう仕事に活かすかなど、深い考えを知ることができます。また、講師や会場手配、スケジュール調整は必要ありません。主催側に手間がかからず、受講者にとって繁忙期ではない時期などに設定し、提出期限には余裕をもたせることもできます。

材料の偏りや対人研修とのバランスに気を付けて

しかし、やはり注意すべき点もあります。 例えば、経営者が自分の勧める本を従業員に無理やり読ませてしまう、などです。上司が部下にビジネス本を読ませることはよくあることですね。しかし社内研修として位置付けるのであれば、きちんと人材育成に繋がる内容をものを、主観や偏りなく選ぶことが重要になります。 また、課題図書や教材配布のように自分のペースで行う研修ばかりになってしまうと、社内のコミュニケーションが少なくなってしまいます。貴重な情報共有の場は減り、社員同士のモチベーション向上も図れません。対人型の研修とのバランスに気をつけましょう。 最後に、提出した内容に対し、評価することも忘れてはいけません。せっかく時間を費やすのですから、ただの終了報告として位置付けるのでは勿体ないです。フィードバックすることでさらに知識欲を掻き立て、「またインプットしたい!」と思わせる研修ができると良いですね。